更なる進化を求めて
今から18年前、ここ奄美大島に移り住んだ創業者は、連続起業家でした。
様々な事業を立上げ、60歳を機にここ奄美大島で余生を過ごすことを決めました。
奄美大島の温暖な気候と、ゆったりと流れる時間こそが、第二の人生にあらゆる癒しを与えてくれました。また、島へ移り住んだもう一つの理由が、釣り人を飽きさせない環境であったことでした。
創業者はこの贅沢な時間と共に、大好きな釣りをしながら夫婦二人でゆったりと過ごしていました。
しかし、ある日のこと、いつものように自宅の目の前の海でグルクン(赤ウルメ)を釣っていた時に、この魚を何かに加工利用できないかと考え始めたのです。余生をゆったり過ごすつもりが、起業家魂に灯がついてしまい、新たな事業をスタートさせることになるのです。

そこで、鹿児島県として全国でも有名なさつま揚げ(地元ではつきあげと呼びます)を、島ならではの素材と味で仕上げてみようということで試作を重ねました。そして島の素材である、あおさ、水イカ、真珠貝の貝柱、たけのこなどを練りこんだつきあげを完成させました。
それは、鹿児島のさつま揚げとは似て非なるものでした。一口食べてもらえば記憶に残る逸品に仕上がりました。そこから、島の素材を活かして、同業他社とは競争しない、オンリーワンのこだわり製品を次々に開発し奄美山海幸房 島一を本格的にオープンさせることになったのです。
そして、2019年3月7日、私たちは味と精神を受け継ぎ更なる進化を求めて再出発をしました。
私たちは、島の若者が自由にやりがいを持ってチャレンジできる事業を、この奄美山海幸房 島一を通じて実現したいと考えています。大都市圏から島に帰りたいという若者をどんどん雇用できるような企業へと成長させていくことが我々のチャレンジなのです。